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HDUについて
HDUについて
HDU(ホンダ販売労働組合/通称:ホンダディーラーユニオン)は、2004年8月に、組合員にわかりやすく理解される活動をめざし、それまでの全国9地区にあった労働組合をひとつに統合し誕生しました。現在は13,300人(2025年6月時点)の仲間とともに22年目の活動に向かっております。
第12期 中央執行委員長挨拶
12期の活動にあたり
第12期の活動にあたり「職場の魅力向上」と「新たな組織体制の盤石化」を基本方針に掲げ、さまざまな活動を推進していきます。
Honda Carsが縮小市場の日本で勝ち残るためには、一人ひとりのやりがいを高め自らの行動で企業価値や企業体質を向上させ、意思を込めて出した結果を踏まえて、労働条件の向上をはじめとした職場の魅力をさらに高めることがこれまで以上に重要であり、それらを通じて自動車販売業そのものの魅力向上につなげていく必要があると考え、第11期の基本方針の一つとして「職場の魅力向上」を掲げました。
振り返りになりますが、2024年春闘より、賃金引き上げについて、具体的な配分を示さず配分の考え方を示した要求に変化させ、金額の多寡にとらわれず幅広い議論をすすめた結果、過去3年間で34,000円の賃金引き上げを実現できました。年間一時金については、2025年春闘より、これまで以上に業績および職場の取り組みなどの議論を十分に行うため、支部交渉に移行しました。その結果、全ての支部で今期の成果や問題、課題、来期の働き方について労使で認識をあわせることができ、最大限の成果につなげることができました。
それ以外にも、さまざまな活動に取り組むことで、職場の魅力向上に向けて前進させることができたと捉えています。
一方で、私たちを取り巻く環境が変化し、働き方が変化しているなかで、現在の賃金体系や評価制度は適正なのか、年間休日日数は25年間変わっておらず、自動車産業のみならず他産業全体をみたときに適正なのか、年間20日発生して
いる年次有給休暇をすべて取得できていない現状や、依然として懲戒案件や労働災害が発生している現状を踏まえると、職場の魅力向上に向けた取り組みは道半ばと言えるのではないでしょうか。
このことから、新しい方針を掲げるのではなく、「職場の魅力向上」に向けてさらに前進させるためにも、この方針を継続して掲げ、活動をすすめるべきだと考えました。
第11期の2年間をかけて、統合による販社の大規模化による支部体制の変化による組合活動への影響を見極め、組織体制や活動の見直しについて議論し、職場の魅力向上のために最適な体制や活動を構築しました。
第12期からは、新たな組織体制がスタートしますが、実行フェーズに移行した時に、正しく機能しているのか、何か新たな問題は発生していないかなど実態を把握し、必要に応じて対応していく必要があります。
このことから、職場の魅力向上につなげるためには、組織をしっかり機能させる必要があることから、「新たな組織体制の盤石化」をもう一つの方針として掲げています。
VUCA※の時代と言われるように、変化が激しく先行きが不透明で予測困難な今、労働組合として、社会全体の価値観の多様化や働き方の複雑化などに対応し、時代に合わせた変革と多様な価値観の受容が求められていると考えます。活動にあたっては、行動指針の一つである「組合活動の原点は職場」を忘れることなくすすめていきます。
ホンダモビリティ労働組合として
2024年4月に、HDUがあるすべての連結販社が「ホンダモビリティ」へと社名が変更しました。
それを受けて第12期より労働組合の名称を「ホンダ販売労働組合」から「ホンダモビリティ労働組合」へと変更します。
ただし、2004年の結成当時に作成されたロゴや、英語名であるHonda Dealer Union/ホンダディーラーユニオン(略称HDU)については、組合員に浸透していることから、これまでどおり使用します。
ホンダモビリティ労働組合として、この変革の時代を乗り越えるためにも、ロゴのテーマである「前進」を忘れずに、組織の発展に向けてさまざまな活動をすすめていきます
2025年9月
ホンダモビリティ労働組合
中央執行委員長 島津 達也
